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  • 執筆者の写真Satoko Asano

メンタルヘルスケアに最適!? 秋の新習慣、柚子胡椒の作り方【簡単3ステップ】をご紹介。

こんばんは!

1年のうち、最も香酸柑橘が美味しい時期。

あらゆる種類の柑橘が季節の移り変わりとともに収穫でき、おかげさまで日々豊かで新たな発見の多い食卓を囲んでいます。今年も定番の顔ぶれに加えて、新しい種類の柑橘とも出会うことができております。

それと同時に、収穫や生産者さんとのコミュニケーション、イベント企画や販売セットのお届けなど、忙しさを楽しめるのもこの時期です。


11月のグリーンシトラスたちは少しずつ緑から黄色へと色を帯び始めます。

今日は少しバタバタが落ち着いてきたので、じっくり香りや季節の変わり目を実感しようと、手作り柚子胡椒を作りました!


作り方が簡単なだけでなく、内面的にも豊かな時間が過ごせたので本日は柚子胡椒づくりの3ステップをレポートいたします!

今シーズンの販売セットの中にもはや定番としてお入れすることも多かった、柚子胡椒の材料。柚子の生産量日本一、高知県安芸市の青柚子に加えて、ファームベジコさんのフレッシュな青唐辛子、そして太陽の熱だけで作る天日塩をつくる田野屋銀象さんのお塩。


実はこの3つの食材だけで、簡単に柚子胡椒ができてしまうのです。

今回の作り方は、高知の四季を大切に薬膳テイストを加えられたり、伝統的な調味料を使用したりと丁寧なお料理を特徴とされる、和田亜紀さんに教えていただきました。

和田さんのInstagram アカウント: @hayamaannogohan

(亜紀さん、いつもありがとうございます...!)


作り方は意外と簡単。お鍋や火を使わずに作ることができるんですよ!


ステップ1.柚子皮けずり

まずは青柚子の皮をけずります。

こんな感じで、青い皮をシュッシュッシュっと。果皮の下の白い部分が見えるか見えないか位まで全面をけずります。

完全に白い部分に到達するまでけずりすぎてしまうと、苦味が強くなってしまうので注意だそう。シュッシュッシュ、シュッシュッシュと、リズム良く。


この時にお部屋全体に柚子の香りが充満します。ん〜幸せな空間!


まとまった量の柚子皮を確保するまでに、なかなか時間がかかります。私は柚子1個分の皮を削るのに4~5分くらいかかりました。とにかく貴重な青柚子なので、けずり残しがないように、ボウルからはみ出ないように、おろしプレートにへばり着いた皮をゴムベラで丁寧に”採取”します。



ステップ2. 青唐辛子きざみ

次に行うのは、青唐辛子の刻み工程です。鷹の爪の乾燥前の状態の唐辛子ですね。

ご存知の方も多いと思いますが、一番辛いのは種の部分。

私は辛すぎるのはちょっと苦手なので、事前に青唐辛子を縦にカットして、粗く種を取り除いて辛味を和らげました。


ヘタの部分を切り落とし、種を2/3くらい取り除いたら、あとはひたすら細かく刻んでいきます。黙々と、ひたすらに。

和田さんに教えていただいたのですが、この時は調理用のゴム手袋(できるだけ手にピタッとフィットするものがベスト)をする方が良いとのこと。青唐辛子の刺激が非常に強いので、素手で刻むとヒリヒリしてしまうそう。ビビりの私は(笑)しっかりと両手にゴム手袋を装着しました。


トントントントン、トントントントン。黙々と刻みます。

こういう”無になれる作業”って、ストレス発散になりますよねー。

次の企画はどう進めようかな、この前のイベントのあれを振り返っておかないとな、なんてことをぼんやりと考えながら、集中した時間を過ごせます。最近、編み物でメンタルヘルスケアをする「編み物セラピー」が話題になっていますよね。柚子胡椒でメンタルヘルスケアをする「柚子胡椒セラピー」も全然いけると思います、本当に。



ステップ3. 柚子果汁しぼり

ステップ1でけずった柚子皮と、ステップ2でひたすら刻んだ青唐辛子に、お塩を混ぜたら、皮をけずった青柚子の果汁をしぼり入れます。

材料全体をなめらかに混ぜ合わせてくれる、潤滑油のような役割です。


種が入らないように、茶こしを使って手しぼりでぎゅーっと、ぎゅーっと。柚子が「Squeeze me!」と言っているのが聞こえるようです。


和田さんはここで残った柚子の種で手作り化粧水を作られるんだとか!素敵...!(私はそこまでできなかったですが...)実際に手で柚子をしぼると、手のひらがしっとりとします。柚子は油分が多い香酸柑橘なので、お肌の保湿にはとっても良いんですね。



こうしているとあっという間に柚子胡椒の完成ーーー!

出来立ての柚子胡椒は、とってもフレッシュで爽やかな香りが楽しめます。

調味料というとりは、野菜を食べる感じでしょうか。

私は青唐辛子の種を1/3くらいの量にしましたが、それでもピリッと刺激を感じる柚子胡椒に仕上がりました。

塩分がしっかりと入っているので、瓶に入れておけば1年程は余裕でじっくり楽しめます。和田さん曰く、置けば置くほど熟成されて深い味わいになるんだとか。実際に"2~3年物"の柚子胡椒を味見させていただいたのですが、確かに年数によって風味やコクが違っていて、まるでワインのように楽しめる感じがしました。


これからの季節、お鍋や湯豆腐にもピッタリだな〜とワクワクします。チーズやパスタなんかにも良いかも。もっとたくさん作ればよかったと早くもやや後悔(笑)


いかがでしたか?

あまり手作りできるイメージがないかもしれませんが、柚子胡椒は

1. シャッシャッシャ(青柚子の皮けずり)

2. トントントントン(青唐辛子の刻み作業)

3. ぎゅーっと、ぎゅーっと(青柚子の果汁しぼり)

のたった3ステップでできてしまうんです。


しかも、その工程中はひたすた無心に集中ができるので、編み物セラピーならぬ【柚子胡椒セラピー】が叶いそうな時間を過ごすこともできます。


皆さんも是非、秋の新たな新習慣として試してみてくださいね!来シーズンもまた柚子胡椒が作れる香酸柑橘セットを販売できたらと思っていますので、お楽しみに。


それでは、また!(次回は11/22に記事更新予定です)

 

by Green Citrus Project

●隔週 月曜日 更新!(旬の時期は毎週更新)

●インスタグラム @green_citrus_project


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