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執筆者の写真Satoko Asano

世代を超えた未知の味を楽しむ果実。後編

みなさんこんばんは!

前回は世代を超えた未知の味を楽しむ果実。として、旬の土佐文旦をご紹介しました!

グリーンシトラスプロジェクトでメインテーマとしている香酸柑橘ではありませんが、柑橘類の豊富な高知県では最も有名な柑橘の一つと言っても過言ではないのが文旦です。


2月13日の「文旦の日」に高知県安芸市の大北果樹園さんで開催された、PERIOD TO ENJOY BUNTANの産地ツアーについてレポートさせていただきました!


参加者の方の中にグリーンシトラスプロジェクトの記事やインスタグラムを読んでくださっている方もいらして、とっても嬉しかったです。


今回は、PERIOD TO ENJOY BUNTANのレポート後半!ということで、未知の味を楽しむ果実、文旦を味わうコースをサポートさせていただきます!

 

大北果樹園の園主・大北さんのガイド付きという贅沢な文旦ツアーの後は、なんとその文旦をふんだんに使ったスイーツコース!!


場所は昨年9月8日に安芸市にオープンした話題の古民家ゲストハウス「東風ノ家(こちのや)」さんです。素敵な看板でお出迎え!

しっかり感染対策がされた館内。今回予約できたラッキーな参加者がみんなで大広間に集まると、程なくして大北さんと東風ノ家のオーナー・仙頭さんからのご挨拶!


安芸という土地に生まれ育った若手の起業家同士の初コラボレーション。熱い想いがないわけがないのです。


美味しいものや歴史的にも価値のものがある安芸を盛り上げたい!

互いに持っているリソースを活かしてイベントをやろうという話になった経緯や想いを聞かせていただきました。


想いを行動に移せるって本当にすごいことですよね。キラキラした表情がとても印象的でした。

 

さあ!ここからいよいよコースの始まり始まり〜!

今回のコースは、これまた大人気、予約がなかなか取れないケータリングブランド「アトリエつむぎ」さん(高知市)の手作り文旦コース!


ひとしな目。

文旦がごろっとそのまま自分の前に置いてあったので、果実の「ふた」を開けると可愛い葉っぱが♡そう、こちらが文旦の葉っぱです。葉っぱの先に小さい葉っぱのおまけのようなものがついていて、とっても可愛い。

何かが葉っぱの下に隠れているのに気がつきましたが、なんだかめくるのがもったいない気がしてしばらくそのまま眺めていました。

中身は何かな〜♡

オープン!!!

文旦の中に小さい文旦が...♡

そう、こちらは文旦のマカロンです〜!

フワッフワなマカロンの間には爽やかで優しい文旦クリーム。フワッサクッ、トロ。みたいな感じでした...♡見た目も映えますね〜。

文旦に見えるように、トップにはピスタチオの「ヘタ」がついているのがまたお茶目で憎い!こんな風に美味しいお菓子ということに留まらず、ちょっとした工夫が隠れていたりモチーフがあったり、ワクワクを所々に忍ばせてくれるトップバッターに、心が躍らずにはいられませんでした。


はぁ〜、かわい美味しかったです...♡

マカロンでキャーキャー言っていると、次は碗物が運ばれてきました。


 

ふたしな目。

文旦と苺の白いお汁粉ー!

見てくださいこのビジュアル!文字通り、文旦と苺の白いお汁粉。言葉は理解できますが、自分が知っているお汁粉とのギャップが凄すぎて脳内ショックが起きました。

温かいのか?お味はお汁粉なのか?

ドキドキしながら一くちお口に運ぶと、、、もうびっくり!!

そこにあるのは温かいお汁粉なんです!


上品でまろやかなあんこの味と、焼き加減が絶妙な焼き餅。そしてそのお汁粉に浮かぶのはフレッシュで甘酸っぱい文旦と苺ちゃんたち。

こんなんもう合わないわけないですよね。これが本当にもう衝撃的。


あまりに美味しかったので、こちらを考案されて創作されたアトリエつむぎさんの西森さんにその感動をお伝えしました。白餡なのかな?と聞いてみたら、小豆ではなく花豆を使われたそう。美味しいんですよね、ホクホクの花豆。

ここでしか食べられないのが本当に残念ですが、いつかどこかでまたアトリエつむぎさんの白いお汁粉を食べられるチャンスがあるのを楽しみにしています。

間違いなく2021年最大級の感動の瞬間に認定されました。


お汁粉でキャーキャーしていると、目の前に玉のままの文旦が。

そこから参加者全員に「ムッキーちゃん」という文旦の皮むきカッターが配られました。そこからは大北さんによる「文旦ムキムキ講座」。贅沢ですね。

文旦って綺麗に剥くと本当にジュエリーのように綺麗で、コンテストや作品展なども開催されるほどなんです。

大北さんの指導の元、みんなで綺麗な文旦ムキムキをしていると最後のお品の準備が始まりました。


 

さんしな目。(あーもう最後かー!)

おや!?そこにはシンプルなタルト。

そうなんです。最後はなんと、自分でムキムキした文旦の果実を使って「自分好みのオリジナル文旦タルトを作ろう!」という粋なお品でした!

これには参加者から「わぁ〜♪」という歓喜の声も。

タルトの他に、食べられるお花のエディブルフラワーや、ハーブ、アトリエつむぎさん特製のクリームも...♡トッピングを見ているだけでもテンションが上がる可愛さ。

目の前のタルト生地に、「どんな作品を作ろうかな...♡」と考えるだけでワクワクが止まりませんでした。


私はタルトの上にクリームで土台を作って、その上にムキムキ文旦を惜しみなくオン!さらにドットのようにクリームを全体的に絞り、最後に紫のエディブルフラワーとハーブを乗せました。

自分の好きな柑橘のタルトが、自分の好きなデザインで目の前に...♡

これには本当に大興奮でした!

↑私作。文旦のドットタルト。一緒に参加していた友人からとても私っぽい!と言われて嬉しかったです。


その他の参加者の皆さんの作品も、それぞれの個性があってとっても素敵でしたのでご披露!

↑しだれる文旦の流線形が大胆かつエレガントな作品。売れる!


↑ハーブの使い方がとってもお洒落!マカロンに乗っていた葉っぱも使ってキャンバスを丸ごとデザインするかのような作品。これも売れる!


↑文旦の身をちぎって散りばめるという技ありの一品。これも売れる!


それぞれ個性があって面白いですよねー!

めちゃくちゃ楽しかったです。そして、当たり前ですがとってもおいしかったです♡

 

全てのお品には地元産のお茶をペアリングしていただき、和皿や木のフォークで食べたり、主催者のみなさんや参加者の方々、そして自分の心とコミュニケーションを存分に楽しむ機会をいただきました。

前半の産地ツアーで学び、世代を超えた未知の味にゾクゾクし、その後素敵な古民家へ移動。そこで主宰スタッフの皆様がつくる優しい空間で食べる最高の文旦コース。ちょっとしたお茶目な仕掛けや、自分で創るという体験をさせていただき、自分の人生の中の文旦の思い出が何倍にも深く深く心に刻まれました。


いやぁ、こういう体感型のイベントって本当に良いですね。心が動かされます。


グリーンシトラスプロジェクトでもこうした活動をやっていきたいな、と2021年の活動の決意を新たにする機会にもなりました。

会場ではInstagramで人気の写真家、ごま塩さんの作品展も...♡

大来果樹園さんの日常をそのまま切り取ってきて、目の前にポンと置いてくれたかのような温かくて自然体な作品。とっても心が温かくなりました。


主催者のみなさま、参加者のみなさま、そしてこのレポートを読んでくださったみなさま、素敵な文旦の日をありがとうございました!これからもいち文旦ファンとして、みなさんと繋がりながら美味しくいただけたらと思います!

それではまた次回。


<主催者Instagramアカウントご紹介>

大来果樹園さん @ookita_orchard

ゲストハウス東風ノ屋さん @kochi.noya.hostel

アトリエつむぎさん @__atelier.tsumugi__

写真家ごま塩さん @g0mash1o

 

Green Citrus Project

Journal(記事)

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●インスタグラム @green_citrus_project



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