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  • 執筆者の写真Satoko Asano

夜の柑橘。

こんばんは。今週の木曜日は満月。満月の夜はなんだか神秘的なものを感じますね。

空の低いところにおっきくてオレンジ色の満月が見えるときは、なぜか家中の窓を開けて、あらゆる角度から見比べてしまいます。(家から見えるのは多分みんな一緒...)


さて。


香酸柑橘も旬の時期をすぎ、花良治やレモンも落ち着きました。

ここから春までは文旦や小夏など、果実が甘くて美味しい柑橘の時期に入ります。(それはそれで楽しみ)


いろんな物に酸っぱいのを搾ったり、「アレに合う」とか「コレにかけてみた」とか言う機会が少ないのが少々寂しくもありますが、今シーズンはプロジェクトのおかげで新しい出会いもあり、素敵な加工品をご紹介いただいたりもしました。

そして、今までにない柑橘の表情を見て「可愛くしてもらえてよかったね〜、本当に可愛いね〜」と独り言を言っていたりします(ややアウトのやつですね笑)


ということで、今日は、旬の時期をすぎても楽しかった最近の香酸柑橘の楽しみ方をご紹介したいと思います。


テーマは、

夜の柑橘。

(脳内ではムーディな音楽がここでかかるイメージです)

香酸柑橘が加工品になると、ジャムやケーキになることが多いと思うのですが、パンに塗ったりケーキにトッピングしたりを一通りやり尽くして、ふと思いました。

「家での柑橘登場シーンって、朝とか日中ばっかりだなー」


冷える冬の夜に、家でゆっくりと過ごす時間にぴったりの楽しみ方です。


まずはこちら。

花良治マーマレード × ジン

こちらのマーマレードは、愛媛で素材を生かした素晴らしいマーマレードを作られる、朗-Rou-さんの花良治マーマレード(非売品)です。

今年の花良治で作ってくださいました。(感動!)


ジンに合わせる飲み方を教えてくれたのは、全国にファンが多いカリスマ農家のファームベジコさん。このマーマレードにはファームベジコさんのイエルバブエナも使われています。


今回は養命酒さんが出しているクラフトジン、「香の雫」をチョイス。きっと爽やかな香り同士がハーモニーを奏でるんだろうと思ったら、まさにその通りでした。


好きな濃さでソーダで割ったジンに、たっぷりと花良治マーマレードを入れて、しっかり混ぜながらゴクゴク。飲みやすくて、香りが良いからさらに進んで、いい感じのスピードで酔いました。笑

最後に、グラスの下の方に沈んだマーマレードをスプーンですくって食べると、甘くて美味しいけれど皮の後味はスパイシーで、おつまみ要らず。大人のパフェを食べているような感覚にすらなりました。ごちそうさまでした!



続いてはこちら。

直七マーマレード ✖️ 鶏レバーパテ

こちらも朗-Rou-さんのマーマレードで、良い意味で角がなくて酸味と苦味と甘みのバランスが絶妙な直七のマーマレード。しかも青い玉を使って作られているので、とってもとっても爽やかなマーマレードです。


最初にこのマーマレードを口に入れた瞬間、朗-Rou-さんの手仕事がいかに丁寧かを感じることができました。とろみ、甘み、本当に柑橘を生かすことを考えて緻密に設計された味なのです。


「これはただパンに塗るのはもったいないな」と思い、知る人ぞ知るシャリキュトリー、松原ミートさんの鶏レバーパテを合わせました。どうなるかな?と思ったら、もーぅビンゴ!

赤ワインでも白ワインでもいけます。美味しい食べ方を見つけた嬉しさと、濃厚なレバーパテの隙間から爽やかに感じる直七マーマレードのマリアージュ。

最高でした。



最後はこちら。

だいだい × ホットワイン

だいだいは、鮮やかなオレンジ色をしている見た目とは裏腹に、とっても酸味の強い香酸柑橘です。この時期に酸っぱい柑橘は本当に貴重な存在!ヨーロッパでは「ビターオレンジ」とも呼ばれています。


おなじみファームベジコさんにお裾分けいただいただいだいを、ザクザク切って、ホットにした赤ワインに豪快にsqueeze!そしてそのままポトンッ。


サングリアとはまた違う、酸味と苦味のホットワイン。これは、大人中の大人のワインです。この時期に搾れる嬉しさと、ポカポカ温まる嬉しさと、夜空にお月様が浮いているようなカップの中の景色にうっとり。



うん、夜の香酸柑橘、アリです。

今年は、夜の柑橘を楽しむ企画をやろうと思います。決めた。

ご興味ある方、是非。また告知しますので、一緒に楽しみましょう♡


それではまた再来週。素敵な夜をお過ごしください。

 

by Green Citrus Project

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